イラストレーター歴25年の僕でも悩ましい – イラスト制作料金の決め方

イラストレーターの浦野周平です。
イラストの制作料金についての問い合わせが多いので、なにか記事を書こうと思うも、実は何度も挫折しています。
値段設定は毎回非常に苦しむからです。それこそイラストのアイデア出しよりも難しいかもしれません。

「1点いくら?」という質問に対しても、それが「何を、どのくらいの描き込みボリュームで、どの媒体に、どのくらいの期間」使うかで変わってきます。
また広告系のお仕事では、競合商品のお仕事を一定期間受注しない契約などを結ぶこともあるので、その範囲や期間によってもまた金額が変わります。

そんなわけで、「オーダーメイド」に近い金額算出になるわけですが、さすがにそれだと金額が分からずご依頼するのも難しいかと思います。

この業界で25年ほどやってきたなかで、なんとなくの相場感というものはあります。
イラストレーターによって、金額に大きく差が出る事は意外と少ないのでは?というのが僕の印象です。
僕の場合の制作料相場はServiceのページにおおよその金額を載せています。

とはいえ、金額感が違う方もいるかもしれませんし、制作に時間のかかる技巧の方などは、もっと予算が必要な方もいるかもしれません。
あくまでも参考程度に見てみてください。

上記ページと重複となりますが、おおよその金額感として、いくつか提示してみます。

  • 雑誌などのイラスト
    一点だいたい1万円前後くらいからスタートラインとなっています。サイズが大きくなったり、見開き使用などによって金額が変わりますし、出版社によってもう少し大きい金額のところもある、という印象です。

  • 書籍表紙イラスト
    8万円くらい〜

  • ポスターイラスト
    媒体にもよりますが10万円くらい〜。広告などになるとその内容によって変わります。

  • 多店舗経営ではないお店などのロゴ
    10万円〜

  • 大規模広告(WEB、新聞、交通メディアなどさまざまな媒体に掲載する企業広告)
    この辺は競合排除契約などによって別途金額の計算が必要ですが、100万円〜といったものが多いです。

  • 中規模広告(WEB上でのキャンペーンなど)
    30万円〜

  • 小規模広告(WEB上でのキャンペーンなど)
    10万円〜

ざっくりですが、このくらいの予算感を見ていただければと思います。
上記はあくまでも目安です。最初に書いたように条件によって変動しますので、ご予算で悩んでいる場合はご相談ください。

関連記事

最近の記事
おすすめ記事
  1. イラストにおける普遍性のバランス

  2. Adobe Illustratorで手描き風の線を描く。

  3. なぜか嬉しい「契約打ち切り」

  4. 「飽き」からの逃避

  1. イラストにおける普遍性のバランス

  2. Adobe Illustratorで手描き風の線を描く。

  3. なぜか嬉しい「契約打ち切り」

  4. 「飽き」からの逃避

カテゴリー

アーカイブ

検索

TOP