イラスト資料に「EASY POSE」を使う。

こんにちは、イラストレーターの浦野周平です。

よく「イラストレーターならデッサン得意でしょ?」なんて言われるんですが、実は僕、めちゃくちゃ苦手です…。周りの漫画家さんや画力おばけのイラストレーター仲間を、うらやましく見つめる日々です。

一応、学生時代に多少はデッサンを習ったので、時間さえかければなんとか描けます。
でも、やっぱり思い通りのポーズを描くには時間がかかるし、限界もあります。
なので、よくスマホで自分や身近な人にポーズを取ってもらって、それを資料にする、なんてことも多いです。

でも、商業イラストでリアルなポーズや動きが求められる仕事だと、ちゃんと資料を揃えて研究しないといけない。
でも〆切に追われていると、なかなか時間が足りません。

ちなみに、ネットに落ちてる画像をそのまま使うのは著作権的にNG。トレースも当然アウトなので、ちゃんと自分で資料を作る必要があります。

そこで最近、僕がめちゃくちゃ助かってるのが「EASY POSE」という3Dポーズ作成アプリ。漫画家さんにはおなじみかもしれませんが、イラストレーター仲間で使ってる人はまだそんなに多くない気がします。
EASY POSEは「STEAM」っていう、ゲームやアプリのプラットフォーム経由で使うツールです。まずはSTEAMをPCにインストールしましょう。
詳しいインストール方法はYouTubeにたくさんあるので、ここではサクッと省略しますね。

STEAMを起動後、「ライブラリ」にあるEASY POSEを選ぶとこんな画面に。

緑色の「起動」を押して起動します。

するとこんな画面になるので、「スタート」を押します。

資料用なら高解像度じゃなくてもOK。僕は1920×1080にして、作業しやすいように「Windowed」モードにしてます。

いくつか既に体のモデルがあるので、普通の体型、子供、ムキムキ、男女、乗り物、カップル等をセレクトしたり、個別に作り上げたりしていきます。(Hなポーズなんてのもあります…。)

いろんなポーズが最初から「プリセット」として入ってるので、そこから選んで調整するだけでもOK。
理想のポーズができたら、あとはスクショを撮るだけ。イラスト資料の完成です。

実際の仕事で使った例がこちら。メインの用途的にアニメ要素の強いモデルが多いですが、描いていく上では特に問題は感じません。なにより、いろんな角度からポーズをチェックできるので、資料作りが一気にラクになります。

おっさん…。

「こんなポーズ無理でしょ…」っていうのも再現できるので、イラストの表現の幅がめちゃくちゃ広がります。

というわけで、「イラストのポーズ資料、どうしよう…」と悩んでる方はぜひ一度試してみてください。
イラスト制作のスピードアップにもつながる、おすすめの便利ツールです。

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