イラストのこと

「もう一度使わせて」の沼|イラスト二次使用料について

イラストレーターの浦野周平です。

イラストの二次使用料について問い合わせがたまにあるので、備忘録として。

イラストレーターに依頼して描いてもらったものを「あ、ここにも使いたい、グッズなんかも作っちゃいたい」となることがあります。大抵はご依頼時にその点まで含まれた価格設定だったり、使用条件を決めるわけですが、場合によってはそこからこぼれた部分をさらに追加で使いたくなることもあるわけです。

それが当初の契約にない場合、「二次使用」という形になるのですが、その場合ほとんどにおいて「二次使用料」というものが発生します。

多くの場合においては一次製作費の〇〇%という感じで金額を設定します。
ちょこっとした追加案件ですとこのパーセンテージが低く、使う規模が大きかったりするとパーセンテージが高くなります。

なので、「チラシに描いた小さいカットイラストをテレビCMで使いたいから一次制作料の25%で」ということにはならないのです。このパーセンテージを決めるのがなかなか毎回難儀する部分ではあるのですが。
(ちなみにTVCMで二次使用するなら新たに描かせて〜!というのが本音だったりします)

あくまでも「双方の合意」が基本です
ちょっとした二次使用でイラストレーターが欲を出すのも印象悪いですし、「安く二次使用してイラスト料を抑えよう」という気持ちが前面に出てるとなんだかなぁ〜という気持ちになります。

お金の話はイラストのアイデア出しよりも悩む問題です。
では。

イラストレーター 浦野周平(Shu-Thang Grafix)スーツ姿のオペレーターイラスト

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